中国人の生活はスマホアプリとともに

2018-06-19

中国人の生活はスマホアプリとともに

●連休前の4月25日、久しぶりに自主セミナーを開催し、「スマホ決済」、「フードデリバリー」、「中国トップ女優の化粧品の情報拡散」や「ショートムービー」などなど、中国の新しいトレンド、それによっての中国人の生活の変化を紹介しました。

セミナーで紹介したショートムービーの代表的な人気スマホアプリに「抖音(dou yinドウイン)」というものがあります。実は日本の若い人達の中でも大流行しています。中国名ではなく、「TikTok(ティックトック)」という名なので気が付いてないかもしれません。音楽を組合せてとても簡単にショートムービーをアップできるのが人気を呼んでます。・・・それでも知らないとしたら時代遅れかもしれませんよ(笑)。

●私も暇つぶしに「抖音(dou yinドウイン)」を見ることがあります。わりとハマっているのは、料理の達人がアップした映像です。ごく普通の食材で、今まで見たことがないような、美味しそうな料理を作る映像がたくさんあるのです。見ているとついつい試したくなるので、最近の我が家の食卓は品数豊富になりましたね。

弊社の上海オフィスでは、このアプリを使っての情報拡散を提案したところ、日系の某キッチン商品企業からご発注をいただきました。ありがとうございました!!

日本は職人型の国なので、作り込むことが多くなってしまいがちです。そのため、このショートムービーアプリのように数秒で伝えるのには慣れが必要かもしれません。中国人はシンプルでわかりやすいことを好みます。アプリでムービーをアップしている料理の達人たちのように発信すれば、一気に広がる可能性があると思いますよ。

最近は中国のトップ級の芸能人も相次いで、この「抖音(dou yinドウイン)」で自身のことを発信しており、このアプリの影響力はますます大きくなっていますね。

●今は、中国発のアプリも、日本で流行になる時代なんですよね。

生中継、シェアライド、支払など、中国では、生活必須なアプリがどんどん生まれてきています。中国人企業は、このようなアプリを通じて「プラットフォーム」を作り、顧客を囲い込むことに長けています。

これまでは、プラットフォームといえば、通販サイトやネットコミュニティでしたが、今はアプリを通じての囲い込みが多く、中国人にとって、スマホとスマホアプリは生活と切り離せないものとなっています。

今日は、クライアントさんから、今月から中国に赴任するというお話しをお聞きしました。これらのアプリをインストールし、中国の銀行口座を開いてアプリとリンクさせないと中国で生活ができないのが現実です。そうしないと、タクシーも呼べず、自転車にも乗れず、フードデリバリーも頼めないです。お腹ペコペコで家にも帰れなくなりますね。。。

中国のこうした新しいトレンドと生活・意識の変化を知って中国向けのビジネスを考えるための新しいヒントをぜひ一緒にみつけましょう。

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