「爆買」対応新サービス⇒中国人による店舗観察と口コミ拡散の提携

2015-05-20

◇◇◆中国人調査員による店舗観察と口コミ拡散の提携◆◇◇

訪日中国人観光客が急速に増えています。中国人の「爆買」現象は、今年の春節(旧正月、2月19日)以降も衰えることがなく、桜シーズンには、東京と大阪を中心に多くのホテルが中国人観光客で満室となりました。2月からは来日外国人の内、中国人は月間30万人超で、国別にみると、人数と消費額はいずれも断トツ1位が続いています。それに伴い、日本国内で、中国人観光客の消費に対する的確な対応が必要となってきています。弊社「株式会社 中国市場戦略研究所」もそれに合わせて既存のサービスの延長として新しいサービスを発足しています。今回はまず「中国人による日本の店舗観察」について、ご紹介させていただきます。日本に住む中国人が日本市場における・店舗の観察者となり、指定された店舗へ出向き、指定の売場や商品、中国人来店客の状況を観察し、中国人の視点から売り場の“強み”“弱み”を把握します。“強み”はSNSを使って情報拡散し販売促進につなげ、“弱み”は弊社から貴社へ改善提案と共にご報告します。

■サービスの内容

中国人が集まる指定売場において、日本に在住する中国人観察者が以下を実施します。

1.お客様(中国人観光客)ウォッチング中国人来店客が買い物において不便さなどを感じていないか観察します。また、商品や売場について良い点と悪い点の感想をヒアリングします。

2.店員ウォッチング

店員に対し、来店客を装い、中国人への応対を観察します。

3.中国人観察者から見た商品や売場の感想

中国人観察者に、中国人観光客の視点で商品や売場を評価してもらいます。

■ 日本在住の中国人に観察者になってもらうメリット

メリットはまず、中国語が理解できるので、店頭における中国人観光客の会話が聞き取れることがあげられます。中国人観光客が、店頭で何を思い、何に困り、何を欲しているのか?店員の対応は彼らの目にどう映っているのか?等々、さまざまなことが分かります。必要に応じて、中国人観光客へ質問をすることもできます。訪日中国観光客は、同じ中国人なら見知らぬ人とも、会話には軽く応じてくれる傾向がありますので、常識的に失礼にならない範囲でさまざまな事を訊くことができます。日本文化と中国文化の違いを意識しながら、店舗全体、商品、店員の対応など、日本人ではなかなか気づかない点を、独特の視点で観察し情報を集めることができます。在日中国人は、日本国内にも中国本土にも友人・知人が多いので、自分たちの集めた情報について、その解釈を複数の視点で検討してもらうことができます。

■中国最有力SNS「微信(WeChat)」を使った情報発信との連携

日本在住の中国人を日本市場の観察者にするメリットは、情報収集(マーケティングリサーチ)だけでなく、情報発信(セールスプロモーション)においてもあります。先に述べたように日本国内にも中国本土にも友人・知人が多く、今では中国人は誰でも使っている最大SNSの微信(WeChat)を使って頻繁に連絡を取り合っているので、クチコミによる情報拡散をしやすい環境が整っています。そして、日本文化と中国文化の違いを意識しながら、内容(コンテンツ)を作れるので、中国人の心へより浸透しやすい形で情報発信ができます。店舗観察により集められた中国人観光客が不便を感じている情報(ネガティブ情報)を改善して売場にとって良い情報(ポジティブ情報)へと変え、それらポジティブ情報を中国人が多く使うSNSの微信(Wechat)、そして中国版ツイッターの微博(Weibo)によってクチコミが拡散します...これが、店舗観察とSNS情報拡散の連携です。

(以上、中国市場戦略研究所 東京オフィス峯岸より)

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